Sumanavi Center
住宅・リフォーム相談トップ>住まいと暮らしのお役立ちコラム>【住まい方のスタイル・・・読書のススメ】
まずは無料のナビゲーションからご予約ください
【ご予約・お問い合わせ】
Tel. 03-5166-8300
開館時間 【水曜定休】
11:00〜18:00(平日 17:00)
ご予約・ご来館からサポートまで【サービスの流れ】 住まいづくりのプロフェッショナル【住まいのナビゲーターとは?】
住まいのナビゲーター募集

住まいと暮らしのお役立ちコラム

【住まい方のスタイル
・・・読書のススメ】


 みなさまこんにちは!住まいのナビゲーターの田中です。私の担当する「住まいのイメージ」について、第2回はこれから住まいづくりのスタートを考えている方々に向けて、住まいづくりに役立つ書籍をご紹介したいと思います。

 住まいづくりを検討している皆様は、一度は書店の「インテリア・住まい」のコーナーに足を運んだことがあるのではないでしょうか。書店にはたくさんの住まいづくり本が並んでいます。具体的な依頼先の選び方や、実際に家を建てた人の経験が書かれている本などなど、本当にたくさんありますよね。最初は何から読めばいいか迷った方も多いと思います。
 かつての「住まいづくり」や「住まい選び」は住宅メーカーなどが提案する外観やインテリアのイメージに住まい手が夢を持ち、「こんな家で生活したい!」といういわば「先に住宅ありき」が主流だったように思います。白い家、ペンション風のパステルな家、南欧風の家・・・ちょっと思い当たるふしがありませんか?しかし前回のコラムでもふれたように現在はライフスタイルが細分化し、家族一人一人の要望、スタイルも異なり、これまでの規格でひとくくりに出来なくなってきています。人々は生活のあらゆる場面で「自分らしさ」を探し表現するようになってきました。それは住まいづくりに関しても同様で、現在では「どのように暮らしたいか」が先行するいわば「先に住まい手の考え方ありき」の方も多くなったと感じます。
 そんな「家族や暮らし」を考えるところから住まいづくりをスタートしたいと思っている方に向けて、出来れば最初の頃に読んでいただきたいと思う住まいと家族に関する本をご紹介したいと思います。著者はそれぞれ違う分野で活躍されている人々です。いろいろな方向から見た家族と住まいの関係、なかには固くてちょっと難しそうな本もありますが、興味のあるところから読んで頂いてご自身の家族と住まいについて考えるヒントになればと思います。それでは、納得コラムのスタートです!

●紹介その1
  「小説家の書いた住まいと家族についての本」

 藤原智美「家をつくるということ」プレジデント社刊
著者への、とある精神科医からの手紙がきっかけとなり進められる住まいと家族の関係を探求する旅。まずは器である「住まい」について住宅メーカーの取材から始まり、徐々に家族との関係に話しは及んでゆきます。建築家や住まいのプロでもない著者の関心事、商品として供給される住宅の変遷と日本の家族の変化について、一つ一つ取材して進められる文章は入って行きやすいと思います。

 藤原智美「家族を「する」家」プレジデント社刊
前作の切り口が「住まい」であったのに対し、本作は「住まい手」である家族について探求するところから始まります。30代なかばの家族を現代のニューファミリーと捉え、親世代の育った時代背景などにふれながら現代の家族について、また最近の印象的な少年犯罪にふれながらその背景にある家族と住まいの関係について探ってゆきます。

●紹介その2
  「社会学者が書いた住まいと家族についての本」

 上野千鶴子「家族を容れるハコ 家族を超えるハコ」平凡社
社会学者の視点で書いた家族と住まいについての本。藤原氏の家族の前提が夫妻+子供のいわゆる「モデル家族」にたいして、上野氏は高齢シングルやキャリアシングル、シングルマザーなどにも話が及びます。夫婦の寝室を巡って藤原氏との対談がありますがnLDKプランの限界を迎えている現在、家族の核は夫婦、あくまでも家族の規範を守ろうという藤原氏に対し、個人の時代になった実態に家を合わせればいいという上野氏、対極の意見を持つ2人が最後まで平行線なのが読んでいてちょっと面白かったです。その他建築家の書いている住宅論などにもふれているので、こちらを読んだあとにそれらの住宅論を読んでも面白いかもしれません。
 山本理顕「住居論」住まい学体系 住まいの図書館出版局
 黒沢 隆「個室群住居」住まい学体系 住まいの図書館出版局

●紹介その3
  「建築家が書いた住まいと家族の本」

 清家 清「私の家白書」住まい学体系 住まいの図書館出版局
トイレに扉がない、土足の家で有名な建築家の自邸。建築家の住宅が出来上がった過程やその後の住まいの歴史について纏められています。印象的な狭小住宅、実は資金の関係で出来上がったこと、狭小解決のため土足でウチとソトを一体化させたのに掃除が大変で家族の反対により途中で土足は中止したことなど、自身の設計を、身をもって検証する建築家の自邸ならではのエピソードが語られています。建築家の自邸はその作風を表すモデルルームの役割を果たすことが多いため実験的と感じる住宅が多いと思います。しかしそこにこめた建築家の思いをそれぞれの住宅論を読むことで、一見奇抜と思われるプランや外観の意味することを読み解くことが出来ると思います。住まいづくりのパートナーとして設計事務所や建築家のイメージを持ってない方にも読んで頂きたい本です。

 いかがでしたか。今回ご紹介しました書籍は「家族と住まい」にまつわる内容ですが、皆様の視点でお読みになっていただき、その後は住まいづくりをきっかけに、ご家族と共に「家族のありかたと住まい」についての話し合いをしてみてください。

[住まいのナビゲーター 田中 哉子]
クリックしてください
Copyright (c) Sumanavi Center All Rights Reserved.