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住まいと暮らしのお役立ちコラム

【間取り】
田の字型からオープンプランニングへ


 住まいづくりを始めた方が、最も関心を持つのが「間取り」です。間取りと言えば、昔から「田の字型」といわれるものがあり、戸建て住宅からマンション (集合住宅) まで、この型が応用されています。今回は、その「田の字型」についてのお話です。

 先日、久しぶりに親戚が集まる機会があり、田舎の伯父の家に行ってきました。伯父の家では、田の字型に並んでいる6畳から10畳の4部屋を、ふすまを取り払ってひと続きに広げてあり、並んだテーブルを囲んで、「久しぶり!」の挨拶が飛び交いました。
 
 そういえばうちも昔はこうだったと以前住んでいた家を思い出しました。4部屋ではなく2部屋ですが、間のふすまを取り払ってお祝いや法事をしたことを思い出したのです。
 冠婚葬祭を自宅で執り行った昔は、どこの家にもこのような続き間がありました。家の規模によって2間だったり3間だったり、田の字型の4間だったりと形は違いますが、普段は仕切っている部屋を何かのときは大きく広げられるようにしていましたね。
 その代わり、普段の生活にはプライバシーも個人領域もなくて、音も気配も筒抜けでした。そんな中でなんとかして自分だけのスペースを作ろうと、タンスで囲ったりカーテンを下げたり、子ども達は工夫したものです。そしてその後、子ども部屋や寝室などの個室化が当然のようになりました。個人のプライバシーを大切にしようという流れができたのです。

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 そして、今また、住まいのオープン化が目立ってきたように思われます。例えばオープンアイランドキッチン、例えば家族全員の勉強室 (子ども部屋のオープン化)、例えば家具で仕切った寝室スペースなどです。
 キッチンのオープン化は、ひとりでキッチンにこもっていたくないという主婦の願いを、コンロやレンジフード(換気設備)の進化や中食の普及が形にしてくれました。これでますます食卓やリビングの会話にキッチンからも加わりやすくなり、また、料理にダイニングやリビングからも参加しやすくなりました。
 
 「ひとりで○○にこもりたくない」のは主婦だけではないと思います。お父さんはせっかく作った書斎を荷物置き場にしていることも多いようですし、子ども部屋では勉強しない子の話もよく聞きます。お母さんが勉強をみてやりたいので、食卓で勉強させるというケースもありました。勉強だけでなく、生活全般にわたって家族とのふれあいを増やすためにリビングのそばに家族の勉強室 (PC室、図書室) を設けた例もあります。
 
 マンションでは水回り以外はなるべくワンルームにという新しい傾向がみられます。家具や可動間仕切りで仕切って、模様替えやホームパーティに対応できる良さはもちろんですが、細々と小さい部屋をつくるのに比べて広がりを感じられるのがなによりの良さだと思います。
 
 現代のオープンプランニングは、家族中心という意味で、昔の冠婚葬祭用続き間プランとは大きく違います。狭さを逆手にとるという発想もあり、暖房設備の発達もあって積極的に暮らしを楽しむワンルーム空間を演出しています。
 
 でも、すべてオープンプランニングにすると、見せたくないもの見たくないものまでがオープンになってしまいます。田舎の伯父の家では、縁側に4つの部屋から出された家具がずらりと並んでいました。またダイニングキッチンは別のゾーンにあって、寝室や個室は2階でした。つまり、プライバシーも確保し、見せたくないものを隠しながら大勢の来客にも対応できるようなゆとりある間取りになっていました。
 ここまでのゆとりがゆるされない場合でもバックスペースだけはとりたいものです。バックスペースとは日常的に使いこなせる収納+家事空間でしょうか。保存食料品、分別ゴミ、季節用品、掃除・洗濯用具など隠しておきたいものはたくさんあります。これらの収納・目隠しと家事動線をうまく作ることができれば、ゆるやかな広がりを持ちながらコンパクトなサービスも可能な、気持ちのいいオープンプランニングの家が計画できるでしょう。


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