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住まいと暮らしのお役立ちコラム

【住まいの設備を考える】
―暮らしとその器に合った住まいの設備―

 以前のコラムでは、住まいのイメージの膨らませ方をご紹介しましたが、如何でしたか?住まいづくりナビセンターでは、新しい住まいを考える際に、部屋数や広さ、間取りなどからアプローチするだけではなく、望む暮らしや目指す家族のあり方からアプローチする方法を、いろいろな機会にご紹介しています。住まいづくりの中で、暮らし方を振り返り、今後のあり方を考えることは、敷地や建物 (=器) の計画を整理・検討する上でとても大切です。それは、設備の検討においても同様です。
 今回のコラムでは、「住まいの設備」と呼ばれる装置の種類やシステムを考える際も、暮らしや状況との相性が大切なことをお伝えしたいと思います。あなたもご一緒に考えてみませんか?

●住まいの設備とそのエネルギー


 「住まいの設備」と聞くと、何を思い浮かべますか?
 俗に水廻りと呼ばれる場所に欠かせない上下水道やその上水を温めて使う為の給湯機、調理の加熱機器であるコンロやレンジ、湯気や臭いを排出する換気扇、明るさを補う照明、電気通信機器のためのアンテナや配線、寒さや暑さを調節する冷暖房…。設備とは、快適で便利な暮らしを支える機器であり、配管や配線などで繋ぎ作り上げられたシステムです。
 その多くは、今や当たり前のように供給されている各種エネルギーに支えられています。右の表に、代表的な設備とそのエネルギーについて、簡単にまとめてみました。最近は、地球環境に配慮した自然エネルギーの活用や、各種エネルギーをより有効活用する為の取り組みも進められています。
 これらを知った上で、自分たちの住まいの設備を考える際には、どのような点に注意すればよいのでしょうか。
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●設備計画のポイント


 計画の背景には、様々な状況が控えています。立地条件や敷地形状、地域に供給されているエネルギーの種類や体制、自分たちが建物や暮らしに求めるテーマやコンセプト、その使い方や求めるレベルなど、この場所・この家でどう暮らすかはそれぞれに異なります。
 自分たちの住まいの設備とエネルギーをどう考えるか?試しに、同じ地域の異なる3家族の住まいを例に見ましょう。
 
 3家族が住むX市は都市ガスの配管が敷設されていない、寒さの厳しい地域です。ここで安定的に利用できる住まいの設備のエネルギーは、電気・LPガス灯油の3種類です。
 
 A家は、4世代同居の大家族です。建て直すにあたって、暖房は温水式のパネルヒーターと床暖房を希望しています。その為の温水ボイラーと給湯器は、灯油をエネルギーに利用したいと考えます。敷地内に灯油タンクが必要ですが、地域柄、家庭への配送・給油体制も整っているし、経済性が魅力です。一方調理には、LPガスを使用します。電気を使った調理器という選択もありますが、直火で中華なべや土鍋を使う調理スタイルも続けたいのです。冷房・換気や照明などのための電気と併せて、使うエネルギーは3種類 (LPガス・灯油・電気) になりますが、利便性も経済性もA家には納得の行く計画です。
 
 B家は、小さな子供たちと賑やかに暮らす核家族。暖房や給湯器は、A家と同じ希望ですが、調理はIHクッキングヒーターでと考えます。安全で掃除も楽だし、高気密高断熱の建物で直火は使いたくありません。給湯器やボイラーに使う灯油と、その他の設備のための電気で、エネルギーは2種類。やはり利便性・経済性ともB家にとって納得の行く計画です。
 
 C家は、共働きの夫婦だけの家庭です。建替えを機会に、電気エネルギーだけで住まいの設備をすべて賄う暮らしにしました。家族の人数も少なく、昼間は誰も家に居ません。元々夜沢山電気を使う家庭ですし、電気料金の安い時間帯に、効率よく家事をまとめる暮らし方にも慣れています。使われ方やその時間帯によって、不利な場合もあるオール電化ですが、利便性はもとより経済性でもC家には納得の行く計画です。
 
 エネルギーの種類や数、具体的な機器やシステムの妥当性は、暮らし方と状況によるのです。大切なことは、まず今後の生活をよくイメージした上で、暮らしとその器の使い勝手に合ったエネルギーを選び、設備の種類やシステムを考えることです。
 
設備とそのエネルギーを考える際は、自分たちにとって

  • 敷地・建物と暮らしの状況や希望に調和した選択であること
  • 経済的に妥当なこと
  • 操作しやすく、維持管理がスムーズなこと
をよく確認し、検討することがポイントです。

 快適・省エネ・エコロジー・クリーン・健康・安心・清潔・便利・低コスト・高効率…
 こんな言葉に興味が湧き、話題の設備機器やシステムを新しい住まいで取り入れたいと考える場面も多いことと思います。注目を集めるエネルギーの種類や具体的な機器で、気に入ったものに出会うかもしれません。しかし、全てにおいて、万人に満足なものはありません。依頼先や専門家などと相談し、自分たちの暮らしや状況との相性を良く見極めて、納得の行く計画を立てることをお薦めいたします。

[住まいのナビゲーター 村上 まみ]
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