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もっとあかりを楽しもう!!
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11:00〜18:00(平日 17:00)
【もっとあかりを楽しもう!!】
ここ数年、私達のインテリアに対する関心は大きく変化してきました。書店にはインテリアの専門コーナーが設けられ、たくさんのインテリア雑誌が並び、インテリアショップはデートの定番コースとなり、ネットオークションではインテリア界の巨匠達の作品が毎日高値で取引されています。若い人の中には給料のほとんどをインテリアにつぎ込む方もいらっしゃると聞きます。
しかし、実のところインテリアの重要な要素であるあかりについて言えば、状況はほとんど昔と変っていません。『INTERIOR』という言葉が完璧に市民権を得たにもかかわらず・・・です。あなたのお部屋のあかりはどうでしょうか?見上げてみてください。目に飛び込んでくるのは、天井の中央で燦然とそして煌々と輝くだけのあかりではありませんか?
●明るいのがお好き?
今、わたしたちにとって暮らしのスタンダードは、まず光がたくさんあり明るいことです。日常生活のあらゆる場面において、必要以上の明るさが求められ、世の中は光で溢れかえっています。確かに明るさの量は満たされましたが、質はどうでしょうか?明るさの質は、暮らしの中にゆとりやくつろぎを与えるものとして、重要な役割を担っています。これからは明るさの質を考えることが大切だと思います。
でも、急に“質”と言われたって・・・ イメージしにくいですよね。それでは次に、あかりをどう演出したらいいのか?あかりを変えることによってどのような効果があるのか?いくつかの例を、お話したいと思います。
●どうやって演出する?
(1) 全体的に明るく活動的な空間
天井や壁に照明をあて、間接的に部屋全体を明るくすることで華やかな雰囲気になります。
天井天井面を明るくすることで上への広がりが強調され、天井が高く見え、開放感があるイメージになります。
天井全般照明と部分照明の組み合わせで、必要なあかりを作り出し、手元にあかりが足りないときは部分照明で補います。照明を使い分けることで、いろいろな状況に応じた照明効果を演出することが出来ます。また、電気代の節約にもなります。
天井空間を明るくすればするほど、行動や考え方は活性化します。
(2) 少し明るさを抑えて落ち着いた空間
壁と床を明るくし、天井を暗くすることで、部屋全体が落ち着いた雰囲気になります。
ダウンライトで床面を強調すると、ドラマチックなイメージになります。
スポットライトなどを用いて壁面を照らすと、ギャラリー風の演出効果があります。
光をコントロールして薄暗がりになるようにすると、落ち着いて沈静的な気分を感じることができます。
(3) シェイドランプを使った柔らかい光の空間
光を通す素材のシェードは、光を拡散し柔らかな和みを演出してくれます。
壁面を照らし明るくすることで、横方向の広がりが強調されます。
柔らかなあかりは、気持ちよさや安らぎを感じさせてくれます。
●とにかくやってみよう!
家の中にデスクライトはありませんか?無ければ少しあかりとしては弱いですが、懐中電灯やキャンドルでも構いません。キャンドルを使う場合はカーテン等、周りに燃えやすいものがないか、充分に気をつけてください。お部屋の照明のあかるさを抑えて、テレビやソファ、植栽等の後ろ側に光源が見えないようにそっと置いてみて下さい。あっという間に、間接照明の出来上がり。照明とその陰影が、それまで気がつかなかった姿を浮き彫りにし、これだけでいつもとはまったく違う雰囲気のお部屋になります。
照明をここがいいかな?やっぱりこっちかな?といろんなところに置いてみたり、または壁一面を明るくしてみたり、お気に入りの絵だけを照らして見たり等々・・・試行錯誤しながらいろいろ自分なりに工夫してみるのも楽しいものです。光をほんの少しコントロールすることで、お部屋の雰囲気ががらっと変わることが実感できると思います。ヒントは、あなたの行きつけのカフェやレストランにもたくさん隠れています。お気に入りのお店をお手本にしてみるのもいいかもしれませんね。
外国のインテリア雑誌でよく見かける、柔らかなあかりが織り成す光のグラデーションの世界。あなたのお部屋はどうなりましたか?近づけなくたって、ほんのちょっとだけ雰囲気が作れれば大成功!まずは何より、あかりを楽しむところから始めてみてください。 Let's try!!
[住まいのナビゲーター]
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撮影協力:
j-homestyle
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