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住まいと暮らしのお役立ちコラム

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HOUSING COLUMN

【家具のある暮らし】

~造付け家具を考える~

 前回のコラム「家具のある暮らし」では家具の種類と特徴について紹介させていただきましたが、今回は造付け家具についてのお話です。
 クローゼットや押入れなどに収納できないほど持ち物が増えてしまい、整理整頓に苦労された経験のある方は多くいらっしゃると思います。

 それを解消する目的として家具を購入したり、造付け家具にしたりしますが、造付け家具で考える場合、今までの生活スタイルや持ち物を見直すことから始められると良いと思います。人目にも触れず、使用されていなかった物が収納タンスの奥で眠っているというのはよくあることです。物が増えてきたからといって闇雲に収納を増やすことは生活する場を狭くします。事前に部屋の大きさを考えながら各部屋の使用目的に応じて必要な分だけの収納を造ることが暮らしやすさにも繋がります。

造付け家具で作ることのメリットとデメリット

 壁の中にはめ込むものや、壁に固定して取り付けるもの、間仕切りとして一体で壁面を構成するもの。造り方は色々ありますが、造付け家具の場合、建築工事の各工程の中でそれぞれの職人が造っていきます。それゆえ、各部屋の用途ごとに必要な寸法で注文ができ、壁面に隙間なく納まるため、掃除し易く、倒れる心配がなく、計画次第では壁の補強にもなるので地震対策にもなります。また、床や壁、天井等の色に近いもので作ることが可能なので、統一感を出すことができ、造り方や計画次第で比較的自由に予算調整も可能です。部屋の用途に応じて必要な量の収納計画ができ、壁面を有効活用することですっきりとした暮らしができる反面、一度造ってしまうと簡単に変更するのは難くなります。生活のスペースを確保しながら有効な収納計画をするには建築士等の専門家に相談することが望ましいです。

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造り付け家具工事の分類

 造付け家具の場合、造り方次第で工事の区分が分かれます。建物全体の仕上がりや予算に影響を与えるので、プランを考えながらどの工事で行うのか最初から決めることが無駄のない計画に繋がります。

大工工事

 木造の住宅では柱や壁、床や天井をつくるのは大工の仕事領域です。
 家具を大工工事で造る場合、これらの仕事領域と同時に行うため、細かい寸法調整が可能です。また、建物を構成する材と同じ材からとったものを使用することで色味や木目をそろえる事ができ、また無駄を出さずにコストも下げられます。
 これらを造る場合、木質建材メーカーがクローゼット、玄関収納(下駄箱)、リビング収納などの部材を種々取り揃えております。表面の柄、扉のハンドル、棚などの収納部材も含め、多くの品種の中から選ぶようになっていますので、ショールームなどで一度、ご覧になっておくと良いでしょう。現場で商品を仕入れ、それぞれのメーカーの仕様により、専用金具等で取り付けて行くので短工期で、綺麗に仕上がり、現在はクローゼット、玄関収納などは多く新築で採用されています。一つの職種領域で造るので現場での調整にすぐ対応でき、工期もコストも調整できるメリットがあります。
 デメリットとして、工事現場で材を刻んで加工するため、木の無垢材では綺麗に仕上がりますが厚みの無い建材などを加工し、張り合わせたりする精度を要求されるものには不向きです。木工事以外で余分に手間のかかるものは、かえってコスト高になる場合もあります。

家具工事

 名前の通り、家具を造るのが家具職人です。工場加工で専用の機械を使用するので、精度の高い細工も可能で、特殊な金具を使用し、難度の高い仕事ができます。そのためデザイン性の高いものを造ることができるメリットがあります。
 一方、工場で造ったものを現場で取り付けていくため、念入りに現場との調整が必要で手間がかかります。造り方などで多少の調整はできますが、一般的に大工工事に比べるとコストが高くなります。また、工事種目が増えることでその分、工期もかかるというデメリットがあります。

 家づくりを始める際、現在の暮らしを振り返りつつ将来暮らしの条件が変わっても対応できるような可変性がある間取り構成が望ましいです。
 家族構成の変化で物が増えたり、使用目的の変化もあります。そのような変化に対応し、長く住むことのできる住まいが近年望まれている中で造付け家具という収納方法を検討してみてはいかがでしょうか?

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[住まいのナビゲーター 小林 輝子]

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