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住まいと暮らしのお役立ちコラム

【色々な色のはなし-その2-】

 梅雨の季節、長く降り続く雨は街の樹々に鮮やかな緑を蘇えらせてくれます。そしてあなたの家の屋根や外壁の汚れをきれいに洗い流してくれることでしょう。さあ次にやって来るのは真夏の太陽です。太陽は容赦なくギラギラと照りつけ、屋根や外壁は火傷しそうな高温に耐えながら私たちの住まいをいつも守ってくれています。
 今回のコラムは、太陽光と色の関係についてお話ししたいと思います。

●濃い色はダメ・・・?


 あるお客様が、工務店から「外壁の色を決めて欲しい」と言われ、周りに立ち並ぶ家を見渡すと白っぽい色が多かったので逆に濃い色を選んだら「暑苦しい!」と言われてしまった、とおっしゃっていました。どなたにとっても自分の家は特別なもの、「他の家と同じは嫌!」っと言う気持ちも分かります。確かに住宅街を見渡すと外壁は明るい色が多いですよね。ではなぜ濃い色は選ばれないのでしょう?

 例えば、白い外壁の家と黒い外壁の家があるとします。
 
 No.40【色々な色のはなし】の「碁石」を思い出して下さい。同じ大きさの碁石でも白は「膨張色」で大きく、黒は「収縮色」で小さく見えましたよね。また広い面積で使う場合、白は明るく開放感があり、黒は圧迫感があり狭く感じます。



 ある実験結果によると、暖色系のピンクのカーテンと寒色系のブルーのカーテンでは、心理的温度差が3℃もあったそうです。人は色によって温度の違いを感じます。


 また光のほとんどを反射する白は建物を軽く見せ、光を少ししか反射しない黒は建物を重く見せます。
 
 このように濃い色の外壁は汚れも目立たないし重厚に見える良さもあるかと思いますが、これからの夏の日差しを浴びた時には特に「暑苦しく」感じることでしょう。

●本当に暑い!

 さて、ここまでは色が与える心理的な影響を振り返りましたが、色には他に物理的な機能があるのです。それは放射熱をコントロールする性質です。
 こんな話しがあります。熱帯で白い船と黒い船を浮かべて、船内の温度を比較したら白い船は黒い船より10℃も低かったそうです。また夏の海岸で直射日光に照り付けられた車60台のボディ表面の温度を調べたところ、最も高いのは黒いボディ色で73℃、最も低いのは白のボディで44℃。その差が29℃もあったそうです。砂浜は照り返しが強く、太陽光を20%も反射するそうなのでなおさらですね。


 今の季節、多くの方が白い帽子に白い服、白い日傘を差しています。これはほとんどの方が体験的に知っていることですが、白や明るい色は放射熱を反射し、黒や暗い色は放射熱を吸収します。光は吸収されると熱に変わり、温度が上昇して暑くなるのです。見た目だけではなく色しだいで温度がコントロールされる理由は分かっていただけましたか?

●白か黒か?

 最近、黒い日傘をさしている女性の姿を見かけるようになりました。建物の中から見かけると雨が降っているのかと思って空を見上げたものです。とても涼しそうには見えないこの黒い日傘が流行ったのは、黒い日傘の方が白い日傘よりも紫外線を遮る力が高い (素材が同じ場合) と言われているからです。黒色が紫外線対策に向いているのは、色が濃いほど紫外線を吸収して肌に通さない効果があるためです。紫外線がとても有害なのは皆さんもよくご存知ですよね。でも一方で、濃い色は吸収した熱をそのまま閉じ込めるため、生地の温度が上昇して暑く感じやすくなります。紫外線も暑いのも嫌な人は、「UV加工された白い日傘」もあります。


 レースのカーテンにはよく白が選ばれますが、それは単に涼しく爽やかなだけではなく放射熱を防ぐことにあったのですね。また紫外線は色あせや劣化を招きますので、UV加工したものを選びたいですね。
 また屋根や外壁などの外装材を選ぶ時は、色だけではなく放射熱や紫外線を防ぐためにどのような対策をしている材料なのかも充分検討しましょう!
 
[住まいのナビゲーター 大谷 みどり]
豆知識
紫外線の被害が大きいオーストラリアでは、親が子どもに日焼け止めクリームを塗ることが、なんと、法律で義務づけられているのだそうです。認識を改めなくてはいけませんね。
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