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住まいと暮らしのお役立ちコラム

【長く住むということ】
~資産価値がふえていくような住み方を考える~


 私たちの家の平均存続年数がとても短いのには驚くばかりです。2、30年も経つとそろそろ建替えの時期が取り沙汰され、60年も経っていると「とても古くてもう限界です」という話にもなってしまいます。
 確かに、耐震性の不安をかかえていたり、設備が古くて住み心地が悪かったり、断熱材も施されていなかったりと古い家には問題が山積みです。リフォームしようにも「新築したほうが結局はお得ですよ」などと言われると、「そうか、結局もう寿命なのかな」という気持ちになり、建て替えが行われていきます。

 もう、そろそろ今までの使い捨てのような住まいのあり方を考え直す時なのではないでしょうか。
 
 私たちは、家は新しい時が一番良くて、あとは古びていくばかり、と考えがちですが、反対に、だんだんと良いものに育てていくという考え方に変えていくことはできないものでしょうか。
 例えば、新築したばかりの住まいの庭は、何もない殺風景なものですが、そこに草花の種をまき、好きな樹木の若木を植え、敷石を並べ、と少しずつ自分の好みの庭に育てていくことができます。
 庭づくりと同じように時が経つほど家が自分の好みに合うようになっていく、より付加価値がついていくようになると家に長く住むことが楽しくなると思うのです。

 たぶん始まりはインテリアの工夫を楽しむことからでしょう。カーテンや家具の選択など、我が家らしさを考えて少しずつ買ったり、変えたりして。
 そのうち、水周りの設備がいたんでくるようになったら、水周りのリフォームを考えます。単に、設備の交換をするのではなく、新しい暮らしが始まるようなリフォームをしていくようにしたらどうでしょうか。
 例えば浴室と洗面所のリフォームをするとき、思い切って大きな窓をつけて明るくしてみるとか、少し増築してひろげてみるとか、洗面所と浴室の床を同じタイルにして一体感をもたせてみるなど、少しがんばってリフォームすると家に対して愛着も湧いてくるのではないでしょうか。
 もちろん設備機器を新しいものに変えるだけでも随分と変わります。システムキッチンなどは年々、工夫をこらした新商品が発売されるので、作業性もアップした製品に入れ替えればそれだけで、生活もグレードアップです。

 また、子供たちの成長や、家族構成の変化によっては今の間取りではどうも不便だ、というようなことがおこってくれば2部屋をつなげたり、あるいは1部屋を仕切ったり、というような間取り変更のリフォームも適宜おこなっていく必要もでてくるでしょう。
 キッチン、ダイニング、リビングルームの位置を使いやすいように変更することもあるかもしれません。納戸のものを整理して、今度はそこを趣味のコーナーに生まれ変わらせることもできます。家は住んでみて初めて、こうすればよかったとわかることもたくさんあります。メンテナンスの時期に合わせて少しづつ納得のいく形にリフォームしていけば、それだけ理想の家に近付いていくことでしょう。
 
 このような家への積極的な取り組みをより容易にするためには、家を新築するときにある程度の改築を見越した建て方をすると、リフォームの際に資金面でも工事のしやすさでも大きく違ってきます。
 まずは、基礎や骨組みなど構造部分がしっかりつくられていることが大切です。この部分がしっかりしていれば家は長く住み続けることができ、適時のリフォームで常に新しくよみがえることが可能になります。また、将来の間取りの変更を想定して構造壁の位置などは慎重に検討しておくとよいでしょう。
 次に、設備の配管など、定期的に交換することが想定されるものは点検口をもうけたり、配管のためのスペースを広めに確保しておくなど、できるだけ簡単に工事できるような配慮をしておくと余分な出費が防げます。

 家は、長く住み続けると家族の歴史も刻みこまれ、ますます大切なものとなっていくものですが、本体の家そのものもさらに価値が増すような住み方がこれからは必要とされてきていますし、そのためにはどうしたらよいかを社会全体で探っていく時代になったと思います。
 
 家の質が上がっていくと流通の可能性も広がっていきます。土地だけではなく家そのものも価値を持つものとして取引されるようになり、家を大切にする文化が形成されていくことにもなります。
 
 最後に、新築時の図面や確認申請書類などとともに、手を入れた際の記録はしっかりとってきちんと保存しておきましょう。将来、またリフォームするときに大変役立ちますし、次に住む人たちにとっても貴重なデータとなります。

[住まいのナビゲーター 三坂 ゆう子]
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