
実際に家が完成してみると、住まいの外側には電気やガスのメーター、給湯器やエアコンの室外機といったさまざまなものが設置されていることに気付きます。この部分は、家の構造や内外装のデザインなどに意識が向く計画段階では見落としがちなところ。せっかくいろいろ考えて外装材を選んでも、配管や室外機などの取り付け位置によっては台無しになってしまうこともあるので、イメージ通りの外観にするためにもきちんと計画して目立たなく配置できるようにしましょう。
また、塀やパーキングなども外観を損ねる要因になりやすいので配慮が必要です。生垣や植栽などを上手に配置して壁面の閉鎖的な印象を和らげたり、正面にシンボルツリーを植えて魅力的な空間を作ったりすることでまちの印象も良くなります。建てた家だけでなく、「まち」も暮らしを支える大切な場所。皆さんが家を建てることで「まちなみ」がもっと良くなる、そんな素敵な住まいづくりを目指したいですね。
