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住まいのナビゲーター:インタビュー

住まいのナビゲーター:三坂ゆう子さん

最近は住まいづくりのための情報提供だけでなく、その前提となる住まいに対する感性を磨くお手伝いをする機会が増えてきた、と語る三坂さん。

住まいのナビゲーター:三坂ゆう子さん

本当に愛着のもてる家をつくるには

 つくっては壊す消費型の住まいから、何世代にも継承できるストック型の住まいへ。「長期優良住宅」は、これからの住まいづくりのキーワードです。「住まいづくりナビセンター」の立ち上げ時から「長く愛される家づくり」を支援してきた住まいのナビゲーター、三坂ゆう子さんに、本当に愛着のもてる家をつくるために必要なことを伺いました。

住みたい家のイメージづくりは
建築に親しむことから

 「住まいのナビゲーター」として、8年にわたって住まいづくりを考えるお客様と接し、豊富な経験を持つ建築家の三坂ゆう子さん。日々のナビゲーションを通して、「どんな家に住みたいか」という明確なイメージを持っていないお客様が多いことに気づかされたと言います。

 「なぜ、住みたい家のイメージが持てないのか。それは日頃、建築や空間、街並みに興味や関心を持つ人が少ないからではないでしょうか。いざ自分の住まいをつくる段になって、急にそのイメージを探しても、普段から意識していないと付け焼き刃では思うような成果が得られないものなのです」
 日本にはもともと、1300年前に建立された法隆寺をはじめ優れた建築がたくさんありますが、一般的に見た場合、書画骨董などに比べて建築は文化として重んじられてこなかったと、三坂さんは指摘します。
 「好きな家具やインテリアにこだわる人はいても、建物に興味をもつ人はほんのわずか。だから、いい建築があっても、古くなるとどんどん壊されて、気づいた人が止めようとしてもすでに手遅れということが多い。それは、そこに住んでいる人自身も、周囲の人も、その建築がいいものだと気づいていないからなんです」

「愛される住まい」が長く住みつがれる住まい

 簡単に壊されてしまう建物がある一方で、同じ時期に建てられたのに、後々まで残される建築もあります。その違いはどこからくるのでしょうか。
 「現存している古い建物について、なぜその建物が長く残ったかという理由を調べてみると、構造が丈夫だったというよりも、大切にされてきたから結果として壊されずに残ったということが多いのだそうです。つまり、愛される建築が、長く残る建築であるということ。逆に、あまり残ってほしくないような魅力のない建築は、いくら丈夫に作られていても、やがて管理が行き届かなくなって短命で終わる可能性もあるということです」
 環境負荷や経済的観点から、何世代にもわたって長く住み続けられる「長期優良住宅」が注目されていますが、だからこそいっそう、これから住まいづくりをする人の責任は重大になる、と三坂さん。
 「何も考えずにただ長もちする住まいを建てたりすると、かえって次世代のお荷物になることもあり得ます。だからこそ、普段から建物に関心をもって、建物に対する感度、感性を底上げすることが大切なのです」

長持ちする家は街並みと人を豊かにする

 現在の日本の住まいの平均寿命は30年といわれます。これを200年以上ももつ住まいに変えていこうというのが、長期優良住宅の考え方。そもそも、自分の寿命より長持ちする住まいを建てるということは、建て主にとってどんな意味があるのでしょうか。
 「何世代にもわたって住みつがれることを前提とした建物は、それ自体が住み心地のよい住まいであるはずです。そして、そうしたよい住まいが残っていけば、街並みも心地よい落ち着いたものになり、豊かな文化を形成していきます。
 また、現在の日本では、子供の頃に見た風景が大人になった頃にはほとんどなくなってしまいますが、長持ちする家が増えれば、個人の思い出が壊されずに残っていきます。
 さらに、よい建物が残って、それをうまく管理していけば、将来の世代は高い住居費をかけなくても暮らしていけるようになります。そうすれば、住まいのために働くというあり方も大きく変わり、生き方の選択肢も広がります。
 つまり、愛されて長もちする建物を残すことは、後の世代に豊かな街並みと人生を手渡していくことになるのです」

「お客様の住まいに対する感度が上がり、つくりたい住まいのイメージがはっきり持てるようになれば、設計者や住宅メーカーなど、それを受ける側も触発されて、結果的にいい成果が得られます」

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三坂ゆう子さん

撮影/諏訪泰宏
取材協力/月刊『からだにいいこと』編集部
月刊 からだにいいこと
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