秋の庭から
- 2021年10月31日
- ナビコラム
~炉開きの季節~
里山の紅葉も最盛期を迎える頃、茶道では炉開きの季節。
それに合わせた茶花も咲く頃。庭のモミジも色づいて紅葉の見ごろを迎えています。
椿は茶花としては代表格。一種類の花として活けることができます。
茶道のお稽古をするためにリフォームで、数年前に炉切りをしました。
その季節以外は、畳で閉じています。
茶花は、床の間に活けるか、この写真のように柱に一輪挿しなどを掛けて活けます。
上の写真では、春に活けた花だということがわかります。細く伸びた茎の先に垂れ下がるように花を咲かすのは、貝母(バイモ)3月ごろに咲く花です。
花びらに斑点がある赤紫色の花は秋の花「ホトトギス」風情があるので、茶花としても活けることができます。白色の花は白楽天(ハクラクテン)という品種で、杜鵑草(ホトトギス)の一種で、園芸種として作られたものです。
野山で自生している原種を活けるのが茶道の茶花としては相応しいようです。
上の写真は秋明菊(シュウメイギク)、桃色の玉のように見えるのは真弓(マユミ)の実です。藤袴(フジバカマ)、野紺菊(ノコンギク)など秋の花を集めたものです。
炉開きの季節になると、このように庭や野に咲く花を寄せ集めて活けることもあります。
我が家の庭は様々な種類の花が咲いては散っていきます。
秋の庭は花だけではなく、果実の実り多い季節。柿なども色づいて収穫を迎えています。
住まいのナビゲーター
一級建築士 小林 輝子
次回のナビコラムもお楽しみに♪
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