ペットと共に暮らす 水槽のある暮らし
- 2022年2月14日
- ナビコラム
皆さんが住まいや暮らしに求めることはどんなことでしょう?
「安心・安全」だったり、「安らぎ・癒し」など、求めることは多くあると思います。
私にとっての住まいとは、毎日を共に過ごす家族と安らぎのある暮らしを得られることが重要なものとなっています。その暮らしのなかで、家族との絆を深め、癒しを得られるものがペットです。
現在、我が家には和金と出目金がそれぞれの水槽で元気に泳いで居ます。
地元で毎年年末に行われる酉の市で金魚すくいをしました。子供の頃は父に連れられてよくお祭りで金魚すくいをしたものですが、実に30年ぶりくらいでしょうか。
出目金2匹と和金2匹をすくうことができたので家に連れて帰りました。23歳の愛猫を亡くした後でしたから、また我が家に家族が増えた感じがして賑やかになりました。母にも餌やりをお願いしたところ、コロナ自粛のなかでどこにも出かけなくなっていた母に張り合いが戻ってきたようでした。
「金魚のお世話」をすることによって、暮らしのなかでの楽しみが増えました。
連れてきたばかりの金魚は生後6か月から1年くらいでしょう。金魚すくいのポイにおさまるサイズで、広い水槽に放つと小さな鰭を一生懸命に動かして泳ぎだしました。その気持ちよさそうに泳ぐ様子や餌をねだる様子が可愛らしく、家族として長く一緒に過ごしたいという気持ちが強くなりました。
その為、水槽の環境を整えようと砂利を敷いたり、水草を植えたり。ろ過機も取り付けて、コケや藻の掃除をするフネアマガイやヒメタニシなどを共生させました。
金魚は食いしん坊。餌をあげる家族の顔を覚えて居て、母や私が水槽を覗くと水面に顔を出します。
アクアリウムが流行っていると聞きますが、金魚を飼う方も増えたと聞いています。水槽の中は水中生物の棲み処。そこで暮らす金魚たちを見ていると、異なる世界を覗いている気持ちになります。
水槽の中は自然界のなかにもある世界ですが、それを間近で見られるということは、私達の生き物としての記憶が五感をくすぐるのでしょうか?とても癒されます。我が家に金魚がやってきて、今年で3年になります。
出目金は2倍、和金の雌は3倍の大きさに成長して、元気に泳ぎ回っています。
週末は水槽の掃除をしますが、水槽の水を半分程度交換することで済んでいます。設備を少し整えれば、水槽の管理や掃除も簡単に行うことができます。小さな金魚鉢に和金1匹で何も設備が無い状況で7年生きたという知人も居ます。
底でお昼寝する姿も見ることができますし、大きな口をあけてあくびをする可愛らしい様子を見ることもできます。家族としてのペットと暮らすことによって、新たな発見や楽しみが生まれます。
この水槽を眺めていると、疲れが癒されていきます。金魚達にも居心地の良い環境をということで、大工さんに作っていただいた花台を水槽置き場にして東南の温かい陽射しがおりる窓辺に金魚達の棲み処を作りました。
住まいのナビゲーター
一級建築士 小林 輝子
次回のナビコラムもお楽しみに♪
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