◆AIチャット活用のコツ その1(知りたいことを明確に)
- 2024年1月8日
- お役立ち情報
◆◆ AIチャット活用のコツ その1 ◆◆
~知りたいことを明確にして質問~
膨大な情報を学習している「AIチャット」、
辞書のように様々な情報を持っているので、基礎知識などは得意分野のように思えます。きっと、どのAIチャットに質問しても同じ回答が作成されるだろう、そんなイメージがありますが、質問の仕方によってはばらつきが出たり、知りたいことと違う方向の答えが返ってきたりすることもあります。
三つのAIチャット(①②③)それぞれに「住宅の主な種類」と質問してみました。
AIチャット①では、
一戸建て住宅、アパートメント、タウンハウス、ヴィラ、フラット、コテージ、モービルホームといった種類とそれぞれについての簡単な説明が表示されました。
AIチャット②では、
住宅の種類は大きく戸建て住宅と集合住宅の2つに分けられ、それぞれが更に注文住宅と規格住宅、分譲住宅と賃貸住宅に分けられるといった回答になりました。
AIチャット③では、
住宅には木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造といった構造があることと、それぞれの簡単な説明が表示されました。
住宅の種類といっても、一戸建てやマンションといった形態の種類、木造や鉄骨造といった構造の種類など、いろいろな視点があることが分かります。また、日本と地域を限定しなかったためかAIチャット①は世界的な観点での回答となりました。
AIチャットは学習した情報の中から回答を導き出す仕組みになっていますので、単純な基礎知識であっても質問が漠然としてる場合、対象を絞り切れずに回答が作成されることになってしまいます。
それを踏まえ、次は少し対象を絞って「住宅の主な構造」と入力して質問してみました。
すると、①は住宅の主な構造要素として、基礎、構造フレーム、外壁、屋根、床、ドアについての説明が表示されました。
②③に関しては、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造についての説明が表示されました。
さらに、かなり対象を絞って「耐震構造とは」と入力すると、3つのAIチャット全て、耐震構造の定義と免震構造、制振構造の説明が表示されました。
3つのAIチャットの回答にブレがなく明快な回答になりました!
正確な回答を導き出す質問ができたと言えますね。
このように、質問を明確に伝えることが、AIチャットの力をうまく発揮させることにつながり、知りたいことを導き出す近道となります。
人と人の会話でも、自分の意図を汲み取ってもらうことは大切ですよね。
AIチャットも「何が聞きたいのかはっきりして!」と思っているかもしれません。
ちなみに、AIチャット①は、最初の質問である「住宅の主な種類」の回答の最後に、
「それぞれの種類には異なる特徴や利点があります。どのような情報が必要ですか?」と逆に質問が付いていたのが印象的でした。
何だか人と人が話すときにちょっと似ているように思います。
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※紹介した事例は2023年6月にChatGPTに入力した結果となります。
入力日やバージョンの違いにより回答が変わることがあります。
AIチャットを活用して様々な情報を得られますが、それだけで大事な選択や決断をしてしまうのは大変危険です。
専門家への直接の相談を利用して、情報が正しいのかどうか、他に留意する点がないかどうかを確認した上で進めましょう。
住まいづくりナビセンターでは、一級建築士の資格を持つ住まいの専門家《住まいのナビゲーター》や、税理士や弁護士など各種専門家によるご相談をお受けいただくことが可能です。
必要に応じてご活用ください。
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