Case 02:住宅メーカー編[埼玉県Aさま]
遊び心と使い勝手を両立させて「ワクワク」する住まいを実現
住まいづくりデータ(Aさん)
【家族構成】 | ご夫婦(30代)、お子様(0歳) | 【敷地面積】 | 132.24㎡ |
---|---|---|---|
【延床面積】 | 96.09㎡ | 【依頼先】 | 住宅メーカー |
【構造・工法】 | 木造在来工法 | 【竣工年月】 | 2010年2月 |
【家族構成】 | ご夫婦(30代)、お子様(0歳) |
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【敷地面積】 | 132.24㎡ |
【延床面積】 | 96.09㎡ |
【依頼先】 | 住宅メーカー |
【構造・工法】 | 木造在来工法 |
【竣工年月】 | 2010年2月 |
「住まいの計画書づくり」を通して夢が一気に現実になりました
もともと住まいやインテリアに関心があり、「いつかは自分たちの住まいを」と考えていたAさんご夫妻ですが、「住まいづくりナビセンター」に来館された時は、時期や土地など、具体的なプランをお持ちではありませんでした。
当初はマンションも検討したそうですが、希望のエリアでは金額的に戸建てとそう変わらないこともあり、土地を買って家を建てたいと考えるようになったというAさん。住宅展示場を見て気に入った住宅メーカーに土地探しを依頼したものの、資金計画をはじめ不安なことが多く、何から手をつけてよいのかわからなくなって、「住まいづくりナビセンター」に相談に来られたそうです。
「住まいづくりナビセンター」では、資金相談や「住まいの計画書づくり」をご利用いただきました。「計画書づくりを通して、好きなこと、やりたいことだけを考えていても家はつくれないと、早い段階で気づくことができたことはラッキーでした。また、夫婦の好みや住まいに望むことの違い、共通点が明らかになり、住まいづくりを進める上で大きな手助けになったと思います」とAさんは振り返ります。
「住まいの計画書づくり」を終えたAさんは、その後精力的に土地探し、パートナー探しを行い、気に入って予算に合う土地を入手。報告を兼ねて再度来館、コンサルティングを利用され、現在の設計プランをもとに、ポイントのしぼり方などを相談されました。
「具体的に住まいづくりを進める中で迷うことがあると、『住まいの計画書』を読み返して、考えを整理しました。依頼先は信頼できるパートナーに巡り会えましたが、それでも住まいづくりは決断しなければならないことの連続。プロの第三者の意見を聞きたいことって、ありますよね? そんな時に、自分たちのことをよく知っていてくれて、中立的な存在である『住まいづくりナビセンター』は相談先としてぴったり。『住まいの計画書づくり』をしておいてよかったと、あらためて思いました」
Aさんの住まいづくり
- 住まいづくりのきっかけ
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自分たちのこだわりを生かした住まいが欲しい
借りていたマンションでもインテリアの工夫で自分たちらしい空間を作っていましたが、いつかは自分たちの住まいをと考えていました。「いつかは」という思いがあったので、ローン期間も考えて、早めに動き始めました。
まずは自分たちで動いてみる
- 自分たちで動いたこと
-
- 住宅関連の本を買う
- 住宅展示場やショールームを見学
- 銀行に資金相談に行く
専門家に相談することに
住まいづくりナビセンターへ
- 来館→ナビゲーションを受ける
-
土地探し、資金相談、依頼主探し。何から始めるべきか、プロに相談したいと思いました
土地がない状態での住まいづくりスタートだったので、どこから手をつければ効率がよいのか、また、予算と住まいへのこだわりの兼ね合いで悩んでいました。インターネットで「住まいづくりナビセンター」を知り、自分たちにぴったりだと思いました。
ナビの視点
まずは資金相談をおすすめしました
Aさんのような住まいづくり初期段階のお客様には、最初に資金相談を受けることをおすすめしています。住まいづくりナビセンターの資金相談では、ライフプランに沿って、将来にわたって住まいづくりにかかるお金をシミュレーションするので、住まいづくりにかけられる無理のない金額が把握できます。
- 「住まいの計画書」をつくる
-
漠然ととらえていたものが明らかに。やるべきことが見えてきました。
現在の住まいと暮らしを振り返ったり、夫婦で別々に作成したシートを見たりすることにより、これまで漠然としていた、自分たちの好みや住まいに求めるものがはっきりしてきました。「住まいの計画書づくり」の結果、自分たちに合っているのは設計事務所だと感じ、さっそく依頼先探しにトライし始めました。
ナビの視点
望んでいるものがわかったら、それを住まいとしてどう具現化するか検討を
まずは自分たちが望んでいるものを知ることが第一歩。次は、それが住まいとしてどのようになってゆくことを望むかを、できるだけ具体的に検討することが大切です。そのためには、現在の住まいを模様替えしてみるのもひとつの手。また、様々な家を見たり体験したりするのも、この時期にはおすすめです。
- 住まいのナビゲーターより
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「住まいの計画書づくり」をしていただいたお客様には、コンサルティングなどのアフターサポートも行っています。Aさんの場合、お子様の誕生など、計画書の時点から変化した状況もありますが、1年ぶりにご来館いただいた際に、新たな生活のスタイルを想像しながら一緒にポイントを整理させていただいたことが、お役に立ったようです。洗面器具などについても相談され、忙しい中であちこち回って検討するよりよかったと喜んでいただきました。「住まいの計画書づくり」が終了しても、気軽にご相談できる、住まいづくりの「ベース」としてご利用ください。
- 自分たちで土地探し、依頼先探し
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土地探し
以前からロケーションや敷地が気に入っていたものの、当初高くて候補から外していた土地が予算内になったので、購入。(2009年4月)
依頼先探し
ホームページや住宅雑誌を見て、自分に合いそうな依頼先を設計事務所中心にピックアップ。30社、20社、5社と絞り込んでいって、3社には実際に足を運びました。そのうち2社は設計事務所でしたが、Aさんのやりたいことや住まいづくりへの不安を汲んでもらえないような感じがしてNGに。3社めに訪問した住宅メーカーでは、変化に富んだデザインと、お客様の要望をじっくり聞いてなるべく反映させるという姿勢が決め手となってここに決定。「『住まいの計画書づくり』を通して、自分が譲れないことがはっきりしていたおかげで、自分にぴったり合ったパートナーが選べたと思います」(Aさん)
- 住宅メーカー担当者様より
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ご夫婦の意見がよく統一されているのが印象的でした
A様は、私の担当した中でも印象に残るお客様の一人です。住まいづくりについてアイディアをたくさんお持ちで、ご自分のやりたいことにはこだわる一方、聞く耳も持っておられるので、こちらもどんどん提案したくなって、熱いディスカッションになることもありました。限られた予算の中で、遊び心の部分と、現実の使い勝手のバランスをどこでとり、どう具体化するかが一番のポイントでしたが、最終的にはいい形になったのではと思います。A様はまた、ご夫婦のご意見がよく統一されていらっしゃいました。もともと好みが似ていらっしゃるのだと思っていましたが、事前に「住まいの計画書」づくりを通してよく話し合われていたと知り、納得しました。
Aさんの新しい住まいが完成
こだわりのポイント
1.桜並木に面したロケーションを生かした2階リビング
西向きですが、美しい桜並木をベストポジションで堪能できる2階にリビングを配置、大きく窓を切りました。カウンター横の小窓からも桜を望むことができ、2人のくつろぎコーナーになっています。
2.使い勝手を邪魔しないアクセントで遊び心を演出
リビングとひと続きの開放的な和室、ナビゲーターに相談して決めた素焼きの手洗いボウル、引き戸の壁のユニークなデザインなど、随所に遊び心をちりばめたAさんの住まい。中でもこだわったのは、和室の坪庭。バスルームからも眺めることができ、夜にはライトアップされます。
3.既製品とオリジナルのミックスで自分らしい空間を演出
既製のシステムキッチンに、オリジナルで作成したカウンターや棚を組み合わせてお店のような雰囲気を出したキッチンや、規格品のドアを開けると長い土間が現れる玄関など、既製品とオリジナルを上手に組み合わせています。
玄関~階段のアプローチは、露地やにじり口のある茶室を意識。お客様を気持ちよくお迎えするための工夫が凝らされています。
- 住まいのナビゲーターより
-
Aさんらしさが表現された
長く楽しめる住まいになりました今回、実際に完成したお宅を訪問して、ご相談いただいた内容が具体的な形になった様子をとてもうれしく拝見しました。Aさんはこだわりや興味も多く、また、とても真面目な方なので、取捨選択が大変だったと思いますが、初めにやっておくべきところと、後からでもよいところをきちんと分け、限られた予算を上手に使って自分らしい住まいを実現されました。生まれたばかりのお子さんの子供部屋も含め、これから徐々に手を入れながら、時間をかけて完成させていくつもりというAさん。5年後、10年後がまた楽しみです。