Case 03:住宅メーカー編[東京都Tさま]
もとの住まいの良さを引き継ぎながら最新の住宅機能を備えた住まいに
長年暮らしていた住まいを、区画整理のため立ち退かなければならなくなったTさんご一家。土地は近くに見つかったものの、ご主人は闘病中で、実質的な住まいづくりは奥様とお子さんで進めなければなりません。何から手をつければよいか途方に暮れていた時に、住宅雑誌で「住まいづくりナビセンター」のことを知り、来館されました。
住まいづくりデータ(Tさん)
【家族構成】 | お母様、お子様(3人) | 【敷地面積】 | 281.25㎡ |
---|---|---|---|
【延床面積】 | 203.64㎡ | 【依頼先】 | 住宅メーカー |
【構造・工法】 | 木造メタルジョイント工法 | 【竣工年月】 | 2010年4月 |
【家族構成】 | お母様、お子様(3人) |
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【敷地面積】 | 281.25㎡ |
【延床面積】 | 203.64㎡ |
【依頼先】 | 住宅メーカー |
【構造・工法】 | 木造メタルジョイント工法 |
【竣工年月】 | 2010年4月 |
住宅メーカーだからこそ家族みんなで一緒に住まいづくりができました
以前の住まいは、まだお子さんが小さい時にご主人の友人の工務店で建てたため、奥様やお子さんは住まいづくりにはほとんどノータッチだったそう。漠然と「次も工務店で」と考えていましたが、「大きくなった子どもたちと一緒に住まいづくりをするには、住宅メーカーがよいかもしれないと思うようになって。また、今度建てるなら環境に配慮した住まいをという思いもあり、エコに強いイメージのある住宅メーカーで検討することにしました」とTさん。
「住まいの計画書づくり」終了後、当初は自分たちで住宅メーカーを探す予定でしたが、ご主人の看病もあって、なかなか住まいづくりのための時間がとれません。家族のとりまとめ役となっていた長女のA子さんが、見かねて「住まいづくりナビセンター」に1人で来館。引き続きメーカー決定についても「パートナー選び」を利用したいと相談されました。「期限は迫ってくるのに住まいづくりが進まないことにあせっていました。母も疲れていましたし、今の私たちは、『住まいづくりナビセンター』につながっていないと住まいづくりができない、助けてくださいという気持ちでした」。A子さんの思いにTさんも動かされ、「パートナー選び」を利用して、以前から気になっていた2社からプレゼンを受けることに。
「どちらの提案も魅力的でしたが、最終的に決め手になったのは営業の方がとても親身になってくださったこと。この時主人は亡くなっていて、いよいよ自分たちだけで住まいづくりをしなければならなくなっていましたから、なんでも相談できる営業さんの存在がどれだけ心強かったかわかりません」とTさん。これまで住宅展示場などで会った営業マンの中には、あまりいい印象を持てない人もいたそうですが、「『住まいづくりナビセンター』を通して知り合った営業の方は、押しつけられる感じがなく、知識も豊富で、安心しておまかせできると思いました」。
具体的なプランニングが始まってからは、「住まいの計画書づくり」が役に立ったと、A子さんは振り返ります。「週末ごとに、母と妹と私でショールームに行って、あれこれ選んだり決めたりしていきましたが、意見が合わない時もあって。そんな時は計画書に立ち戻るんです。『この時はこういう思いで、こういう家をつくろうと考えていたんだよね』と確認したり。ケンカしそうになったら、計画書で初心に戻って乗り越えました(笑)」。そうしてできあがった住まいは、前の家の使い勝手の良さや、好きだったインテリアテイストを残しながら、太陽光発電やエネファーム、バリアフリー、二世帯住宅に変更できる間取りといった最新の住宅性能を兼ね備えた、家族みんなが大満足の家。「住まいの計画書」につけたタイトル「ナチュラルハーモニー」がぴったりの住まいに、「大変だったけど、子どもたちと『住まいづくりナビセンター』のおかげで完成することができました。主人も喜んでいると思います」(Tさん)。
Tさんの住まいづくり
- 住まいづくりのきっかけ
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区画整理のための立ち退きで新しい住まいづくりが必要になった
気に入って暮らしていた家だったので、大きな不満はありませんでした。ただ、冬は寒いなど、機能面での不便さもこの際、解消したいとは考えていました。また、新しく建てるなら環境にやさしい住まいにしたいという思いもありました。
専門家に相談することに
住まいづくりナビセンターへ
- 来館→ナビゲーションを受ける
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女性のナビゲーターに相談できるのが魅力でした
主人が闘病中で、長男はまだ高校生。住まいづくりを進めるにあたり、中立的な専門家のサポートがほしいと思い、雑誌で知った「住まいづくりナビセンター」を訪れました。こちらも女性が住まいづくりの中心でしたので、女性のナビゲーターに相談できるというのにひかれました。
ナビの視点
依頼先の違いについてお話しました
Tさんは一度、住まいづくりの経験があるということでしたので、依頼先の違いについてお話ししました。ひと通りお伝えしたところで質問すると、工務店か住宅メーカーで検討したいとのこと。設計士とつくるのもおもしろそうだけど、自分たちがそこまでのものが欲しいかどうかはわからないとのことでした。
- 「住まいの計画書」をつくる
-
新しい住まいで実現したいことが見えてきました
最初は何から手をつければよいかわからなかったけれど、各自の1日のスケジュールやイメージ法などを作成するうちに、新しい住まいで実現したいことが意識できるようになり、住まいづくりが楽しくなってきました。後から読み返すと、庭でハーブを育てて料理に使うとか、2階にホールのようなスペースを作ってピアノを置きたいとか、計画書に書いたことの大部分は新しい住まいで実現できました。住宅メーカーの説明会にも参加し、少しずつ依頼先のイメージも見えてきました。
ナビの視点
将来についてもご家族で話し合う必要がありました
お子さんが大きく、これから独立して家を出ていく可能性がある中で、どのように要望をまとめるかが、ひとつのポイントでした。現在の状況に必要な住まいを作りつつ、将来、子どもたちが巣立っていった後をどう使うか。2世帯住宅のお話もさせていただき、そのあたりはご家族でもう少し話し合いが必要だとお話ししました。
- 住まいのナビゲーターより
-
大きくなったお子さんが3人という家族構成で、微妙なタイミングでの建て替えでしたので、Tさんには当初「できるだけ小さな住まいにしたい」というお考えもあったようです。できあがった住まいを見て、1階に玄関やリビングなどのパブリックスペースを広くとり、2階には一人ひとりの個室と音楽を楽しむサロン的なスペースも設けるなど、家族の時間を大切にしながら外に向かって開かれた、Tさんご一家らしい住まいになったのではと感じました。
個室があっても、すぐにリビングに集まってしまうという仲のよいご家族ですが、お母様は和風、長女はシンプルナチュラル、次女はフレンチテイストと、インテリアの好みはまちまちでした。前の住まいがひとつの基準としてあったにせよ、全員が納得するものにまとめあげていくには、大変なご苦労があったと思います。女性中心の住まいづくりということでの心配も不安もあったことでしょう。そんな中で、「住まいづくりの計画書づくり」や「住まいのパートナー選び」を推進力としてお役立てくださったようで、とてもうれしく思います。
- 住まいづくりのパートナー選びを利用
-
信頼できる営業の方に出会い、大きく一歩を踏み出せました
自分たちで住宅展示場を回ったり、相談会に参加したりして、住宅メーカーはほぼ2社に絞り込んでいましたが、忙しい中で依頼先選びがなかなか進まず、ふたたび「住まいづくりナビセンター」に相談。「住まいづくりのパートナー選び」で2社からプレゼンを受けました。どちらも捨てがたかったのですが、太陽光発電やエネファームなどエコに積極的だったこと、営業の方に好感を持ったことが決め手になり、依頼先を決めました。
ナビの視点
パートナー選び期間中のコンサルティングも利用していただきました
「住まいづくりのパートナー選び」でご紹介する営業の方は、安心・信頼していただける方ばかりです。また、パートナー選び期間中のコンサルティングは何度でも無料でご利用いただけます。Tさんの場合は、期間中に、地盤に対する提案が住宅メーカー2社で大きく異なっている理由についてなどを相談されました。
- 住宅メーカーに依頼先を決め、着工
施工期間約3か月
Tさんの新しい住まいが完成
こだわりのポイント
1.広々とした玄関
ちょっと立ち話、という方も腰掛けられるようにと、高くなったあがりがまちが特徴的な玄関。壁につけた手すりのおかげで、上り下りも楽にできます。天井近くに設けたライトがムーディな雰囲気に。お母様のフラワーアレンジも映えます。
2.テレビも庭も楽しめるリビング
「テレビを見ながら庭を見たい」というお母様と、「薄型TVは壁面でないと」という姉妹の意見が分かれたリビングのレイアウト。設計者の「お庭もテレビも、絵として両方楽しめばいかがですか」との提案に、一同納得、現在の配置になったとか。
3.親子3人での調理が楽しいキッチン
「大きなキッチンで、みんなで作りながら、何か伝えられるものがあれば」というお母様の配慮から、キッチンカウンターは周囲に立ち上がりのないフラットなタイプに。お客様の多いTさん家では、配膳台としても活躍しています。