いつ、どんな費用がかかるのかを知っておきましょう。
ここでは、モデルプランを基に、家づくりの計画から着工、竣工、受け渡し、さらに住宅ローンの融資実行までの「家づくりスケジュール」をご紹介します。建築工事請負契約時には、まとまった費用が必要になりますので、注意しましょう。
モデルプラン
※このモデルプランは、実際に家を建てた場合、いつ、どれだけの費用が必要になるかを想定したものです。
金額はあくまでも概算で、諸々の条件により、実際とは異なる場合があります。なお、借入金は住宅金融公庫を利用したものとします。
埼玉県所沢市 新築（木造2f建て：136m²） 古屋（木造2f建て：100m²）
※設計・管理費は、本体工事に含むとします。
| 資金内訳 | |
|---|---|
| 借入金（公庫融資） | 2,440万円 （割増融資含む） |
| 自己資金 | 742万円 |
| 合計 | 3,182万円 |
| 総工事費 | |
| 本体工事 | 2,330万円 |
| 付帯工事 | 150万円 |
| 別途工事 | 380万円 |
| 諸費用 | 322万円 |
| 合計 | 3,182万円 |
| 別途工事費内訳 | |
|---|---|
| 冷暖房・インテリア・エクステリア | 260万円 |
| 解体工事 | 120万円 |
| 合計 | 380万円 |
| 諸費用内訳 | |
| 確認申請 | 10万円 |
| 契約印紙 | 1.5万円 |
| 住宅金融公庫融資関係費用 | 97.5万円 |
| 敷地調査 | 5万円 |
| 水道加入金 | 23万円 |
| 祭事 | 20万円 |
| 引越し | 33万円 |
| 仮住まい | 120万円 |
| 雑費 | 12万円 |
| 合計 | 322万円 |
借入金の実行時期は入居後になることもあります。
竣工・引渡し時には残金をすべて支払うことが原則です。公的融資や住宅ローンの実行時期は入居後になることもありますので、融資の手続きは早めに行いましょう。
家づくりスケジュール
| スケジュール項目 | 費用 | ||
|---|---|---|---|
| 自己資金 | 借入金 | ||
| 計画 | |||
| 設計相談
敷地調査 プラン検討 (公庫へ資金相談) 公庫申請 (融資申込み) |
敷地調査費 | 5万円 | |
| 建築確認申請 | |||
| 建築確認申請
(手数料・証紙代)→確認済証 設計審査申請 （公庫） |
申請手数料
※中間・完了検査含む |
10万円 | |
| 工事請負契約 | |||
| 工事請負契約 （印紙代） | 契約金： | 220万円 | |
| 預り金： | 122万円 | ||
| 計： | 342万円 | ||
| 建築工事費 （契約時） | 契約印紙代： | 1.5万円 | |
| 水道加入金： | 23万円 | ||
| 住宅金融公庫 融資関連費用 |
97.5万円 | ||
| ▲建物表示登記費用(表示・保存登記) | 11.7万円 | ||
| ▲公庫融資手続費用 | 50.7万円 | ||
| 保証料 | 36.9万円 | ||
| 生命保険特約料（1年分） | 6.9万円 | ||
| 公庫融資手数料 | 4.9万円 | ||
| 印紙代 | 2万円 | ||
| ▲特約火災保険料 | 29.3万円 | ||
| ▲抵当権登記手数料 | 5.8万円 | ||
| 着工（地鎮祭） | |||
| 着工 | 地鎮祭費用 | 10万円 | |
| 引越し費用 | 15万円 | ||
| 仮住まい費用 | 120万円 | ||
| 粗大ゴミ処分費用
庭木撤去 電話移設費用 |
3万円 | ||
| 雑費 | 12万円 | ||
| 上棟 | |||
| 上棟 | 上棟式費用 | 10万円 | |
| 建築工事費（上棟時） （上棟時） | 200万円 | ||
| 現場審査〈中間時〉 | |||
| 現場審査 （公庫） | |||
| 中間検査 | |||
| 中間検査
（申請手数料）→検査済証 |
|||
| つなぎ融資申込み | |||
| 完了検査 | |||
| 完了検査
（申請手数料）→検査済証 〈竣工時〉 現場審査 （公庫） ※但し、平成13年10月1日以降に借入申込みをした方のみ 建築工事費 （最終） |
※ | ||
| 竣工引き渡し | |||
| 竣工引き渡し | |||
| ローン金消契約 | |||
| 住宅金融公庫金銭消費貸借抵当権設定契約
（金消契約） |
契約時の預かり金にて充当 | ||
| 入居 | |||
| 入居 | ▲引越し費用 | 15万円 | |
| 住宅ローン融資受取り | |||
| 住宅金融公庫融資実行 | つなぎ融資返済 | ||
※……つなぎ融資利用 2,240万円を借入
- つなぎ融資の利用
- 設計料や建築工事費の支払い時期と、公的融資や住宅ローンの実行時期のずれをカバーするのが「つなぎ融資」です。つなぎ融資にも金利や手数料がかかるので注意しましょう。