Case 06:住宅メーカー編[東京都Tさま]
限られたスペースの中で家族6人が快適に暮らせる機能的な住まい
ご夫婦と2人のお子様、そして奥様のお母様、ご主人の叔母様の6人がともに暮らすTさんの家は、重量鉄骨構造の3階建て。2~3階は主にTさん一家が使用し、2階には広々としたLDKと水回りを配置。3階は寝室と子供部屋、収納などになっています。1階にはお母様、叔母様の部屋をそれぞれ設け、水回りも独立して備えました。 限られた敷地の中で必要な機能や設備をしっかりと備え、家族6人がそれぞれ快適に過ごせるよう、十分考えられた住まいとなっています。
住まいづくりデータ(Tさん)
【家族構成】 | ご夫婦、お子様(2人)、奥様のお母様、ご主人の叔母様 | 【依頼先】 | 住宅メーカー |
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【構造・工法】 | 重量鉄筋ラーメン構造 | 【竣工年月】 | 2012年9月 |
【家族構成】 | ご夫婦、お子様(2人)、奥様のお母様、ご主人の叔母様 |
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【依頼先】 | 住宅メーカー |
【構造・工法】 | 重量鉄筋ラーメン構造 |
【竣工年月】 | 2012年9月 |
公正中立な立場である『住まいのナビゲーター』のアドバイスで不安が解消されました
ご主人の実家の隣に建つ、築40年の店舗兼住宅に引っ越すことを決めたTさん一家。しかしそれには、介護が必要になった奥様のお母様と、ご主人の叔母様と同居するという条件がありました。
家族6人が快適に暮らすために、リフォームと建て替えのどちらを選択すれば良いか悩んでいたところ、偶然情報誌で「住まいづくりナビセンター」の存在を知り、相談してみることにしたのだそうです。
まず最初の「ナビゲーション」で、自分たちの要望を満たすためには建て替えが必要だと気づいたTさん。「依頼先に伝えるため、要望をまとめておいたほうが良い」とのアドバイスを受け、「住まいの計画書づくり」のご利用を決められました。
並行して「家づくりに必要な感覚の見つけ方」というセミナーに参加したり、「資金相談」や「法律相談」を利用されて、住まいづくりに役立つ知識や情報を集めていきました。
依頼先選びには「パートナープログラム」をご利用いただき、住宅メーカー2社と約1カ月打ち合わせをし、条件を満たすプランを提案したメーカーをパートナーに絞り込みました。
「恐らく一生に一度の大きな買い物ですので、自分たちでも勉強はしたのですが、やはり分からないことも多く不安がありました。住まいづくりナビセンターを利用することで、いろいろ相談に乗ってもらえて、不安を解消できました」というTさん。家族それぞれが満足できる、暮らしやすい住まいを完成させることができたということです。
Tさんの住まいづくり
- 住まいづくりのきっかけ
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一緒に暮らす6人それぞれがストレス無く暮らせるようにしたい
昔、Tさんのご両親が営業していた店舗兼住宅に、それまで別々に暮らしていた高齢者2人とTさん一家4人で住むことになり、リフォームか建て替えが必要になりました。住宅展示場などを回ったものの、初めての住まいづくりで分からないことも多く、不安に思っていたところ、公正中立な立場の「住まいづくりナビセンター」の存在を知り、訪れてみることにしました。
専門家に相談することに
住まいづくりナビセンターへ
- 来館→ナビゲーションを受ける
-
リフォームと建て替えのどちらが良いのかを相談
まず最初の「ナビゲーション」で、現在の建物の状態と条件などを伝え、リフォームと建て替えのどちらを選ぶべきか相談しました。
住宅メーカーの営業マンからのアドバイスだと、住宅メーカーに都合の良い内容ではないかと疑ってしまうこともあったのですが、「住まいのナビゲーター」から、自分たちの暮らしに合うアドバイスをもらい、納得して建て替えを決心しました。ナビの視点
資格を持つ専門家がアドバイス
「住まいづくりナビセンター」では、建築士などの資格を持つ専門家「住まいのナビゲーター」が、公正中立な立場からアドバイスを行います。Tさんご夫婦の場合、ご要望もいろいろお持ちだったので、それがリフォームで叶えられるのか、お考えいただくようお話をしました。
- 住まいのナビゲーターより
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リフォームか建て替えかで悩んでいる場合、「これからどういう風に暮らしていきたいのか」「そのためにどのくらいスペースが必要なのか」「将来生活がどのように変わっていくのか」といったことを考えた上で、それがリフォームで実現できるのか判断することが必要です。
リフォームの方が費用を抑えることができるかもしれませんが、元の家の構造がリフォームに適していなければ、要望を満たす住まいが実現できない可能性があります。
- 「住まいの計画書」をつくる
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写真を選ぶ作業の中でイメージが具体的に
様々な写真を使った「イメージ法」で、家族共通のイメージを作る作業はとても役に立ちました。同時にみんなの好みの違いというのもはっきりしたので、それぞれの部屋に生かすように考えました。また動線についてのアドバイスも非常に参考になりました。 もし「住まいの計画書づくり」をしていなかったら、こういったことも全然分からなかったので、納得できる住まいを実現することはできなかったと思います。
ナビの視点
要望を整理して伝えることが大切
理想の住まいを実現するには、要望をきちんと整理して、依頼先に正しく伝わるようにすることが大切です。Tさん一家には「住まいの計画書づくり」を通して、現在の暮らしの良い点や不満な点を挙げてもらったり、各部のイメージを具体的にしてもらうことによって、新しい住まいに対する共通したイメージを作り上げていただけるようにしました。
- 住まいのナビゲーターより
-
Tさん一家は、全3回の「住まいの計画書づくり」と並行して「家づくりに必要な感覚の見つけ方」というセミナーも受講されました。
「身体尺」といって、自分の体の部分を使って寸法を把握し、心地良いと思える椅子の高さや窓の大きさなど、身の回りの気になる寸法を測るのに役立てる方法や、いろいろな住まいを体験する事の必要性など、これから住まいづくりを始める方が、どのような感覚を磨いておくと良いかをお伝えする内容です。
また、住宅ローンのシミュレーションや土地についての疑問などを解消するため、「資金相談」と「法律相談」もご利用いただきました。
- 「パートナープログラム」を利用
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希望を叶えてくれる依頼先を安心して選べました
「住まいづくりナビセンター」を訪れる前に住宅展示場をいくつか回ったのですが、その後の営業がしつこくて困った経験があったので、「パートナープログラム」を申し込むことにしました。
「住まいのナビゲーター」からのアドバイスも参考にして、ツーバイフォー工法と鉄骨構造をそれぞれ得意とする住宅メーカー2社を選んで約1カ月打ち合わせをし、最終的に依頼先を決めました。決め手はプランだったのですが、担当の方との相性が良くて、非常に話しやすかったという点も大きなポイントです。ナビの視点
希望者には無料コンサルティングも
「パートナープログラム」のメリットは、お断りするときに自分で断らなくてよい点です。その後、しつこい営業をされることもありません。また、Tさんはご利用なさらなかったのですが、「パートナープログラム」の期間中はナビゲーターのコンサルティングが無料ですので、迷ったとき相談するとアドバイスを受けられるというメリットもあります。
- 住宅メーカー担当者様より
-
当初、ツーバイフォー工法と比較されていたのですが、当社の重量鉄骨ラーメン構造だと強度があるため、空間を有効に使えるということでご指名いただきました。
Tさん一家は、ご自分たちの要望が整理されていて、プランニングもスムーズに進んだという印象があります。ただ、ご高齢のおふたりが暮らす1階については、広さが限られていて若干調整が必要でした。当社には医療・介護事業のノウハウもあるので、グループホームの中などをイメージして提案させていただきました。
- 住宅メーカーに依頼先を決め、着工
設計期間 約4か月
Tさんの新しい住まいが完成
こだわりのポイント
1.重量鉄骨の強度を生かしてスペースを有効利用
限られたスペースの中で、広い居住空間を確保しつつ駐車場を設けるため、2階、3階が張り出すような構造になっています。建物の隅に柱を建てず、このような構造が可能になったのは重量鉄骨の特徴を生かした工法を採用したおかげです。また、建物の内部も、鉄骨だけで強度を確保できるため、耐力壁が不要となり、広々とした間取りが実現しています。
2.フロア全体を大胆に使い、明るく開放的なLDKを実現
明るく、風通しが良い住まいを希望されていたTさん。2階はワンフロアをほぼ一つの空間として、開放的で心地良い希望通りのLDKを実現させました。また「住まいの計画書づくり」の際のアドバイスを参考に、キッチン、お風呂、洗面などの水回りを北側にまとめ、家事動線をコンパクトにして家事の効率化を図っています。
広々とした空間が心地良く、Tさん一家の生活の中心となっているLDK。
3.デザインや機能性も希望通りに
「自分の住む所なのだから、住宅メーカーなどには思うところを遠慮せず伝えた方がいいですよ」との「住まいのナビゲーター」からのアドバイスに、成る程と感心したというTさん。ハウスメーカーの担当者としっかり話し合い、最終的に「住まいの計画書づくり」で明確になった目的やイメージに合った住まいとなったそうです。