◆AIチャット活用のコツ その2(回答者を指定)

◆AIチャット活用のコツ その2(回答者を指定)

◆◆ AIチャット活用のコツ その2 ◆◆
 ~回答者を指定する~

以下の質問をAIチャットに入力しました。
「住み替えに伴う引っ越しや不動産売買などの注意点を知りたいです。以下の状況を踏まえて回答してください。」
・母が現在居住中のマンションを買い換え、相談者宅近くへの住み替えを検討中
・母は既に中古マンションを購入済でこれからリフォームの予定

この質問に対する回答として、文章に含まれるワードである「不動産売買」「中古マンション購入とリフォーム」「引っ越しの手続き」などについて、そのポイントや注意点が表示されました。
また、回答文章の最後には、契約など法的な注意点もあるので専門家のアドバイスを受けることをお勧めしますとのコメントもあり、回答としてうまくまとまっている印象があります。
ただ、回答は質問全体を網羅してはいますが、表面的なものに留まっているようにも感じました。

そこで、同様の質問で、建築士や弁護士といった回答者の立場を示して質問をしてみました。

それぞれの回答を見てみると、
建築士としてお答えください と入れた場合は、
→リフォームの計画、予算、工事、アフターケアなど、質問の中のリフォームに焦点を当てた回答が表示されました。

弁護士としてお答えください と入れた場合は、
→不動産売買・リフォームの契約についての注意点や、法的な規制や紛争の解決についての回答が表示されました。

宅建士としてお答えください と入れた場合は、
→契約書の内容確認、新マンション購入検討のポイントなど不動産売買の観点からの回答が表示されました。

税理士としてお答えください と入れた場合は、
売却に伴う税務処理、新マンション購入の税制優遇措置、住宅ローン税制優遇活用など、税務面での回答が表示されました。

それぞれの専門分野によって、着眼点が異なる回答が表示されることが分かります。
質問内容に加えて、自分が特に知りたいと思うことに合った専門家の立場を示すこと、それが求めている回答に近づくためのポイントとなります。
どのような視点で答えて欲しいのかをAIチャットに伝えることが大切なんですね。

ただし、複数の専門分野を横断するような課題に対しては、一つの専門家のアドバイスだけでは十分ではないこともありますので、まずは立場を示さずに質問する、次に複数の専門家の立場で質問して検証するといったことも試してみると良いでしょう。

********************
※紹介した事例は2023年6月にChatGPTに入力した結果となります。
入力日やバージョンの違いにより回答が変わることがあります。

AIチャットを活用して様々な情報を得られますが、それだけで大事な選択や決断をしてしまうのは大変危険です。
専門家への直接の相談を利用して、情報が正しいのかどうか、他に留意する点がないかどうかを確認した上で進めましょう。

住まいづくりナビセンターでは、一級建築士の資格を持つ住まいの専門家《住まいのナビゲーター》や、税理士や弁護士など各種専門家によるご相談をお受けいただくことが可能です。
必要に応じてご活用ください。

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