快適なリモートワークのためのインテリア
- 2022年2月21日
- ナビコラム
〜音を区切り集中しよう〜
少し春の息吹も感じる様になってきましたが、未だコロナも猛威を奮っており、心配な日々ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
お子様がいらっしゃるご家庭では、休校やオンライン授業に再び切り替わり、ご家族ともにご自宅での時間が再び長くなってきているのではないでしょうか?
何度となくやってくるコロナの波、まさにwithコロナを実感せざるを得ません。(アフターコロナはいつやってくるのでしょうか。)
ご自宅でお仕事をされる時間が増えたという方も多いかと思います。私もその一人です。
自宅で仕事をする環境について感じた事などを綴っていきたいと思います。
2年ほど前のステイホームでは、初めての状況に多くの不安を抱える中、家族全員が家に24時間篭るという状況が何日も続きました。奥様初め、ストレスを感じる方が多かった様に思います。小さなお子様がいらっしゃるご家庭や、リモートワークを自宅で行っていた方などから、小さくても良いので個室が欲しい、というご要望を私自身何件か伺いました。
リビングなどの共用空間で、それぞれが出す音にストレスを感じる方が多かったのでは、と思います。
一方、コロナ禍をきっかけにあらゆる分野でオンライン環境が一気に浸透しました。リモートワークスタイルについても常態化してきたのではないでしょうか?会議室に実際に出向かなくても、オンラインで会議に参加できますし、海外の方々とも簡単に繋がることができます。私自身、コロナ前から自宅オフィスで作業をしていましたが、コロナ禍をきっかけに、オンライン会議がとても増えました。海外の方と打ち合わせる場面も増え、アフターコロナでも続くのだろうな、と感じます。
その様な状況で一番気になることは、やはり家庭内にある音(家族の話し声、インターホンの音、家電製品の音、テレビの音など)です。会議中、家庭内の音が先方に漏れていないかどうか、また自分の声や発言内容が家族に聞こえないかどうか、などとても気になります。
自宅だけではなく実際のオフィスでも、オンライン会議用のブースを設けたり、音を遮る需要が増えています。
音を区切るために、一部屋確保する解決方法もありますが、なかなかスペース的に難しい場合が多いかと思います。一つの空間の中でも音を遮ることができれば、最小限の作業スペースでもストレスが軽減されますね。
最近はその様な需要に合わせた可動式の音を分けるパネルなど、開発されておりますので、ご参考になさってください。
その場合、作業を行う側は吸音性のある柔らかくて空気を含むフェルトやスポンジの様な素材にして、外側は音を通さない遮音性のある、硬い素材にすると効果的です。
ご自身でもオーダーメイドで自分にあったサイズの吸音パネルを作成するのもおすすめです。是非ご検討してみてはいかがでしょうか?
住まいのナビゲーター
一級建築士 佐藤 恵利子
次回のナビコラムもお楽しみに♪
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