おひとりさまシニアの在宅ワーク体験記 その2
- 2020年7月10日
- ナビコラム
本格的在宅ワークを始めた私の工夫のあれこれ その2です。
~コンパクト化で部屋が広くなった件・気軽にたっぷり花を飾る~
◇コンパクト化で部屋が広くなった件
Fax付電話を十数年ぶりに買い替えて驚きました。なんと体積が半分になっているではないかっ! 在宅ワーク用のPCをWindows10に買い替えるに際してはモバイルを意識してコンパクトなものにしたところ、これも2/3にダウンサイジング。さらに、デンと鎮座なさっていたA3対応のインクジェットプリンターもインクが詰まってしまい、そもそもインク代が嵩むので処分。在宅ワークもプリンター無しで凌いでいます。どうしても印刷したい時は、コンビニのネットプリントを利用。以上3点のOA通信機器の変化だけで、部屋が驚くほどすっきりしました。これはかなり嬉しい誤算。機器の陰に埋もれて視界から消えていた絵や飾りが姿を現しました。
壁に設置する機器、例えばインターホンの子機やエアコンも、新しい物は既存の物よりサイズが小さくなっていることが多いです。そのため、既存品を撤去すると、壁配管の穴が新規の機種のサイズより大きかったり、クロスの汚れた部分が露わになることも。対策としては壁クロスを貼り替えたり、応急的ですが部分的にプレートを貼って隠す(写真1)などの手段が考えられます。仮に一面だけクロスの貼り替えを依頼した場合でも、ある程度の人工(にんく/職人さんの人件費等)がかかりますので割高に感じるかもしれません。
※マンションの場合は集合玄関機等とのシステム上、居室親機の個別での取り換えはできません。
我が家のエアコン取り換え後は、ご覧の通り(写真2)クロスの汚れに目をつむっています。(笑)
◇気軽にたっぷり花を飾る
フラワーアレンジメントのセンスなんてない私、今は家に居る時間が長いので質より量で飾ることにしてみました。家じゅうの小振りの花瓶を集合させると4つありました。
飾る場所は一か所に集中することに。一日の生活のなかで、視線が届く頻度が高いリビングのチェストの上とします。お花は、近所のお花屋さんとスーパー2件で、花束になっているものを見繕います。
花束で安売りしているので、種類によっては日持ちが悪いものもありますが、ステイホームの時間が長いぶん、入れ替えを楽しむということで割り切りました。(写真3)
そのうち勝手にドライフラワー化した花が増えてきたので、食器棚に入れっぱなしだった樹脂製のグラスに挿しました。(写真4)
嫌な臭いがしてきたので、使っていなかったオーデコロンをシュシュッと振り掛けたら、丁度良いルームフレグランスになりました。部屋が華やかになって仕事の目を休めることもできています。
2回にわけてお届けした体験記、どれもごく普通の“あるある”かもしれませんね。私が、今回の経験で気づいたことは、長年、これしかない!と無意識にこだわってきたことが如何に多かったか。年齢を重ねるにつれて、習慣を変えたり違った行動に移すきっかけが掴めないでいたということです。今回のコロナ禍が、自分のベクトルを変える強いテコになったかもしれません。これも所謂、行動変容のひとつでしょうか。これまでのことを否定するのではなく、もっといろいろあっていいんだと感じることのできた日々でした。
住まいのナビゲーター
一級建築士 川道 恵子
次回のナビコラムは
住まいのナビゲーター 金山 眞人さんの「改正民法と住まいに関わる契約の注意点 その4」です。
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